日常の風景や散策の途中で、ふと竹林を目にすることがあります。一言で竹と言っても、とても太くて立派なものから、しなやかで細いものまで様々です。
これって何の竹かしらと思ったことはありませんでしょうか。
今回は、日本で主にみかける代表的な竹の種類やその用途、そして見分け方のポイントについてお話しさせていただきます。
代表的な竹の3つの種類
日本で見かける竹は、大きく分けると主に3つの種類があります。それぞれの特徴を知ると、竹林を眺める時間が少し愛おしく感じられるかもしれません。
孟宗竹(モウソウチク)
1つ目は孟宗竹です。こちらは一目見て分かるほど、とても太くて高さもあるのが特徴です。
切り倒す際には本当に事故になるのではないかと気をつけなければいけないほどの存在感があります。
見分けるポイントとしては、茎の部分に白い粉がついていたり、節の輪が1本しかなかったりする点です。
用途としては、頑丈な性質を生かして竹細工や建築資材などに幅広く使われています。
真竹(マダケ)
2つ目は真竹です。大分県で最も種類が多いとされている竹でもあります。
しなやかで弾力性にとても優れているのが大きな魅力です。節の輪が2本あるため、慣れてくると一目で見分けがつくようになります。
昔から竹細工の材料として親しまれているほか、国産の弓道や剣道の道具を作る際にもよく利用されています。
破竹(ハチク)
3つ目は破竹です。寒さにとても強い特徴を持っています。
見た目はすらっとしていてやや細身で、滑らかな印象を受けます。節が平らで目立ちにくいのも特徴です。
こちらも竹細工によく使われるほか、お茶の道具などにも大切に用いられています。
たけのことしても楽しめる竹
これまでご紹介した妄想竹、真竹、破竹は、いずれもたけのこの状態で味わうことができます。
妄想竹のものか、真竹のものか、あるいは破竹のものかによって、少しずつ味わいや食感が異なるのも面白いところです。
竹とササの違いとは
この3つの主要な竹のほかに、七夕の飾りなどで見かける竹のような植物を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それはササと呼ばれるものです。
竹もササも同じイネ科タケ亜科の仲間ですが、少しだけ異なる特徴を持っています。
竹は成長するにつれて外側の皮が自然と落ちていきます。また、大型のものが多く、節から出る枝が2本ずつ生えてくるのが特徴です。
一方でササは、成長しても皮が枯れたまま残ります。背が低く、節から出る枝が3本以上ある点が竹とは異なります。
実際に目の前にした際には、こうした枝や皮の様子を観察してみると違いがよく分かります。
少し珍しい個性豊かな竹たち
代表的な3種類のほかにも、少し変わった魅力を持つ竹が存在します。
例えば、黒い幹を持つ黒竹(クロチク)や、節目が斜めに曲がった亀の甲羅のような見た目の亀甲竹(キッコウチク)などがあります。
また、大分県の臼杵市付近には、金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)という珍しい竹も見られます。
これは孟宗竹の一種ですが、黄色い部分と緑色の縦の島模様が入っており、通常の竹とはまた違った美しい印象を与えてくれます。
まとめ
日本で見られる竹は、大きく分けると孟宗竹、真竹、破竹の3種類に分けられます。見た目が似ているササも、皮の付き方や枝の出方で見分けることが可能です。
竹と一言で言っても、それぞれに個性や役割があり、私たちの暮らしや文化と深く結びついています。
もし興味を持たれましたら、それぞれの名前で検索して画像などを確認してみてくださいね。普段の散歩道で見かける竹にも、きっと新しい発見があるはずです。